写真をイラスト調に加工する:GIMP編

2013年9月12日 / GIMP入門, 同人誌をデザインする

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写真をイラスト調に加工する:GIMP編

GIMPでもイラスト調に写真を加工することが可能です。Photoshop編で使ったようなフィルタがないので別の方法を試してみます。

『まとめ』では風景の画像でイラスト調を試してみます。

GIMP版完成画像です。

GIMP版完成画像です。

画像の準備をする

画像を用意します。Photoshop編と同じタルトケーキ画像を使用します。(以下写真素材はすべて写真素材『足成』さんより)

元画像のタルトケーキ。

元画像のタルトケーキ。

Photoshopと同様、色>トーンカーブから明るさと色調を調整しておきます。
明度を全体を山なりに、青のカーブは少し谷、赤は少しだけ上げておきます。

明るくしたい時は、「明度」のトーンカーブを山なりにします。(暗くした時は谷に)また明るいところと暗いところ、両方の差をつけたい時はカーブが「S」になるように調節します。

明るくしたい時は、「明度」のトーンカーブを山なりにします。(暗くした時は谷に)また明るいところと暗いところ、両方の差をつけたい時はカーブが「S」になるように調節します。

ツールからファジー選択で背景の青い部分を削除します。
加工した時に、いつでも戻れるようにこのレイヤーを複製しておきます。

gimp03

色調補正し、背景を削除した状態。

イラスト調に加工する

このままだと色や陰影の階調が多すぎてフィルタ加工してもいまいち綺麗にイラスト化できません。

そこでまず、色数を減らします。
色>ポスタリゼーションを選択。「8」を入力します。
gimp04
次にイラスト調にしたいのですが、Photoshopのようなフィルタがないので、「油絵化」という機能で代替します。

(たぶんこれが一番近いように思います……)
メニュー>フィルタ>芸術的効果>油絵化を選択します。
gimp05マスクサイズを「10」、「油数」を「12」に設定します。
gimp06

パネルの「マスクサイズ」は「筆」の太さ、「油数」はぼやけ具合です。

gimp07

油数が小さいとぼんやりとした輪郭になります。

今回「油数マップ」は使いません。(油絵化をモノクロ画像でマスクできる機能です)

加工後の画像です。

加工後の画像です。

微調整と仕上げ作業

だいたいイラスト調になりましたが、元の写真のディティールが失われてしまいました。
そこでイラスト調にしたレイヤーの不透明度を「70%」にします。

gimp09
うっすらと下の元の写真(のディティール)が見えるようになりました。

gimp10
最後に仕上げとして、元の写真のハイライト部分を復活させます。
イラスト調にしたレイヤーを選択し、メニュー>レイヤー>レイヤーマスクの追加を選択。
「レイヤーマスク追加」ウィンドウでは「完全不透明(白)」を選びます。

gimp11
サムネールの横にマスク(白い四角)が追加されました。

gimp12
このレイヤーを選択し、ブラシツールでハイライトを加えたい部分を塗りつぶします。
画像ではなく、マスクの方が黒く塗られているはずです。

マスク上に描画できない場合はブラシツールの「塗り」が「黒」になっているかどうか確認してください。

マスク上に描画できない場合はブラシツールの「塗り」が「黒」になっているかどうか確認してください。

黒い部分は透明になっていて、下の背景が透けて見えている状態です。

これで元画像のハイライトやディティールを復活させることができました。

gimp14
マスクを塗りつぶした場所がわかりにくい場合は、レイヤーを右クリック「レイヤーマスクを表示」にします。

マスクのみが表示されるので細部の調整するときに分かりやすいです。

gimp15

「レイヤーマスクを表示」した状態。ちなみに黒だけでなくグレイでも塗ることができます。
黒=100%透過、白=不透明なのでグレイで塗ると半透明になります。

仕上げに彩度をもう少し上げて鮮やかにしておきます。

gimp16
あとは、タルトの台?の部分の黄緑が邪魔になったので塗りつぶしました。
これで完成です。

GIMP版完成画像です。

GIMP版完成画像です。

PhotoShopとは少し色味は違いますが、雰囲気は近いと思います。

 まとめ

今回油絵化を中心に解説しましたが、GIMPは他にもフィルタがたくさんあります。

下塗りというフィルタの下に「集中線」とかがひっそりあって面白い。他に使えそうなものがあれば、また紹介します。

あと、上記のフィルタ加工を背景に適用するとどうなるのか、ということなんですが……。

gimp17奥行きのある写真の場合、ポスタリゼーションのあと、近景、中景、遠景用に3枚コピーして使うとグッドです。

gimp18近景、中景、遠景ごとに「油絵化」フィルタの「マスクサイズ」と「指数」を段階的に変更していくと、だんだんボケていく感じがでて自然に見えます。(絵として)

gimp19

最近のカメラは高性能なので、遠いところも綺麗に撮れている写真が多いのですが、絵や人間の目には「遠い方は曖昧でぼんやりしている」という方が自然です。

プラスアルファとして、ブラシなどでハイライトなどを描き足してみる、色調を現実離れしたものにしてみるとよりイラストに近くなると思います。絵を描くのが苦手でも気軽に楽しめます。

 

kanren GIMPの使い方基本編

 

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