配色に便利!カラーガイド機能を使おう

スポンサーリンク

配色に便利!カラーガイド機能を使おう

前に書いた配色の記事の続きです。

前回は言葉やイメージから配色を考えてみましたが、今度はもっと直接的に、この色には何色があうのかズバッと提案することにします。

といってもIllustratorのカラーガイド機能を使うだけなのですが、配色に行き詰ったり、時間がないときにはとても便利です。

color_g02

画面上に出ていない場合は、「ウィンドウ」>「カラーガイド」から表示させてください。

カラーガイドの基本的な機能

基本のカラーを1色決めると、その色を基準にしてカラーバリエーションを提案してくれます。

color_g01

たとえばこのツリーですが電飾部分「●」の配色をにぎやかにしたいと考えます。

まず、基本のカラーを決めます。この例でいうと、緑の部分です。

基本のカラーにしたい場所(ツリーの緑部分)をクリックすると、左端の四角の場所にカラーが表示されます。

基本のカラーにしたい場所(ツリーの緑部分)をクリックすると、左端の四角の場所にカラーが表示されます。

左端のカラーをクリックすると、カラーバリエーションが基本カラーを基準としたものに変わります。

color_g04

カラーが並んだ横の「▼」をクリックすると、配色の種類が選択できます。

color_g05

ハーモニールールとは

「▼」をクリックするとずらずらリストが出てきます。
色のサンプルが並んでいるとはいえ、なんだか聞きなれない単語もあります。

補色は色相環で向かいにある色で混ぜると黒(理論上)になる色です。→詳しくは『色の基礎知識』

今回は、リズミカルになる+緑とコントラストのある配色にしたいと思いますので、ハイコントラストを選びます。

 

color_g06

なお、トライアド、テトラード、ペンタードは色相環を均等に選択した配色です。

color_g07

左がトライアド(3分割)、右がペンタード(5分割)です。図が適当なので、イメージとして……。ちなみにテトラードは4分割です。

選んだ配色のバリエーションを段階的に表示

color_g08

配色パレットの段階的な変化を見るには、パネルのメニューから「色合い・陰影」「暖色・寒色」「ビビッド・ソフト」のどれかを表示します。
個人的には、「色合い・陰影」「ビビッド・ソフト」が使いやすいと思います。
color_g09
先ほどのツリーに配色してみます。
あとは微調整など行ってください。
color_g10

配色のバリエーションを簡単に作る

他の配色も見てみたいな~という時には「オブジェクトの再配色」を使うと簡単です。

color_g12

色を変えるオブジェクト(電飾)をすべて選択してから「カラーを編集…」ボタンをクリックします。

color_g11

右側の色相環じょうにある丸「○」をドラッグすると、選択したオブジェクトの色相がリアルタイムで変化します。

 

作成した配色を保存する

カラーガイドパネルの「スウォッチに保存」でスウォッチパネルに保存できます。

color_g13

まとめ

カラー編集ですが、バリエーション作るのがとっても楽です。

捕捉で書いておきます。

こういうパターンの配色のバリエーションを作ります。
気軽にバリエーション作ってくんない?とか言われたときの対策です笑

color_g14

  1. スウォッチに登録します。(一色ずつ登録しなくてもOK)
    オブジェクトすべてを選択して、スウォッチに追加をクリック
    color_g15
  2. 名前は任意でつけてください。
    color_g16
  3. カラーガイドに追加したスウォッチが表示されています。
    color_g17
  4. 配色を変えたいオブジェクトを選択してから、カラーガイドパネルの右下「カラーを編集…」からカラーを編集します。
    color_g18
  5. いい感じの配色ができたら、上の「新規カラーグループに保存」をクリックで保存してください。
    color_g19
  6. オブジェクトをコピーし、それぞれのカラーグループを再配色すれば完成です。
    color_g20
タイトルとURLをコピーしました