GIMPの使い方3:基本編2(文字を入力する・画像を入れる)

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GIMPの使い方3:基本編(文字を入力する・画像を入れる)

次に文字(タイトル)を入力します。タイトルが入力できたら、蝶の画像を表紙に入れてみます。

JPG画像で背景は白です(透明ではありません)。

タイトルを入力する

ツールボックスからテキストツールを選択します。

フォントの種類は、テキストの下「Aa」か「永(日本語フォントの場合)」が表示されているボタンをクリックします。
(フォント名が英語表示なのでちょっと見づらいです)
色は四角のボックスをクリックすると変更できます。

gimp18場所は後で移動できますので表紙の画像の適当なところをクリック。
「お嬢様と執事」というタイトルにします。

文字を拡大縮小する

ツールバーの「大きさ」からポイントを大きくしてもいいのですが、自由に拡大縮小することもできます。

今回は拡大縮小ツールを使ってみます。

gimp21幅と高さをリンクさせると、比率を変更せずに拡大縮小します。

gimp22

はじめは外れている状態(上の画像)だと思いますので、(赤い枠で囲んだチェーンを)クリックしてリンクさせてください。

gimp20

周囲の四角を引っ張ると、拡大縮小できます。

文字を移動させる

大きさを変更したら移動ツールを選択します。
カーソルがやじるしになり、選択したもの(画面上でクリックorレイヤーパネルで選択)を移動できます。
gimp41

デフォルトでは「つかんだレイヤーまたはガイドを移動」になっていると思いますが、うまくつかめない場合(背景が動いてしまう場合)は、「アクティブなレイヤーを移動」を選択します。
これでレイヤーパネルで選択されているアクティブなレイヤーを移動させることができます。
gimp19

移動についてワンポイント

最初に作ったガイドを活用します。
中央揃えにしたいので、タイトルが中央のガイドに吸着するようにしましょう。
表示>ガイドにスナップ(を選択)※チェックがすでについている場合はそのままでOKです

gimp35

これで文字や画像のセンターや端がピタッとくっつくように移動します。

(逆に自由に移動させたい時は、チェックを外してください)

次にサブタイトル(?)を。
「Sebastian’s Love」と入れます。タイトルより少し小さめにします。

ここまで完成。

ここまで完成。

飾りの蝶画像を入れる

この表紙に飾りの画像を追加します。

蝶の画像を開きます。(JPG画像)

gimp23
Ctrl+Aで画面を選択し、コピーします。
表紙編集中の画面を選択します。
編集>クリップボードから生成>レイヤー

gimp36

クリップボード#1として貼り付けられました。

レイヤーの中身が編集用ファイルのものに変わっていない場合は、レイヤーパネルの横の「▼」ボタンでレイヤーの表示内容を変更できます。

gimp42

画像の背景を削除

ファジー選択ツールを選びます。このツールは同じ色(近似色)を自動で選択してくれます。

ファジーツールを選んで、背景部分をクリックします(どこでもOKです)

gimp26ファジーツールのオプションです。(今回は使用しませんが、選択範囲の調整が必要な場合はしきい値で調節します)

似たような色合いのものが多い画像は、この数値を増減して選択範囲を調節することができます。

似たような色合いのものが多い画像は、この数値を増減して選択範囲を調節することができます。

gimp31

白い部分ならどこでもOKです。

白い領域が選択されましたが、「ゴミ」があるようです(○の中)。

gimp27
このまま白い背景を消すと蝶とゴミが残ってしまうので、ゴミも背景と一緒に消せるようにします。
選択を解除せずに、矩形選択ツールを選択します。

gimp28

隣の【楕円選択】や【自由選択】でもかまいません。

shiftを押しながら、「ゴミ」の領域を囲みます。
すると余白がすべて選択されました。
この状態でCtrl+X(もしくはDleateキー)で余白を削除します。

gimp29

背景が削除されました。選択を解除するときは「Ctrl+Shift+A」です。

移動+拡大縮小ツールで調整を行います。いい感じに大きさを調整しましょう。

gimp32
表紙の完成!

gimp33

インクジェットプリンタ等ではこのまま出力可能です。

JPGで出力したい

コンビニ等のプリンターで出力する場合は、JPGなどに書き出す必要があります。(.xcfは扱えないので)

またpixivなどウェブに掲載するときも、JPGに書き出します。

「名前を付けて保存…」を選びます。

gimp37

ファイルタイプを選択から「JPEG画像」を選択します。

gimp38下のようなダイアログが出ますが、元画像(編集中のデータ)に影響はありません。

「エクスポート」を選択。

gimp39次に詳細設定のウィンドウが開きます。

「品質」を100に、「詳細設定」から「最適化」のチェックを外しておきます。

ウェブ画像など、軽量化したい場合は適宜調整してください。

gimp40

RGB画像編集はこれで終了です。

次はGIMPでCMYKを扱う方法を紹介します。印刷所に入稿する場合はCMYKでデータを作成する必要があります。

nextGIMPにCMYKプラグイン「Separate+」をインストールする

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