同人誌ができるまで

2013年7月3日 / イベントに参加する, コピーで同人誌を作る, 同人誌ができるまで


同人誌ができるまで

作業のスタートから同人誌が手元に届くまで

作業のスタートから同人誌が手元に届くまでをまとめてみました。個人によって細かいところや順序は違うかもしれませんが、だいたいこのような流れになると思います。

  1. どんな同人誌をつくるのか決める
  2. 原稿作成準備
  3. 原稿作成
  4. 推敲・校正
  5. 入稿データ(コピー本の場合は印刷用データ)作成
  6. 入稿
  7. 印刷(印刷所に入稿した場合は、印刷所の作業です)
  8. 製本(印刷所に入稿した場合は、印刷所の作業です)
  9. 完成(納品)
イベント参加、印刷、書店委託の作業フロー

▲イベント参加、印刷、書店委託の作業フロー

どんな同人誌をつくるのか決める

  • 内容…シリアス・ギャグ・その他傾向など
  • 扱うキャラクター・カップリング
  • 発行予定のイベント、入稿先(印刷所)
  • ページ数(おおよその目安として)
  • 紙面(発行する同人誌)の大きさ
    漫画 小説
    B5(182×257)
    A5(148×210)など
    A5(148×210)
    新書サイズ(103×182)など

    ※単位はミリメートル(横×縦)
    ※代表的なサイズです。上記より大きい(小さい)サイズ、正方形などの変形本などもあります。
    ※同人誌の大きさで作業量(データ作成内容)が変わってきます。

原稿作成準備

この手順を準備段階で行うと、最後の方に破たんしてまとまらない、という悲劇が避けられます。

  1. ネタ出し(とにかくたくさん、思いつくままに)※ふせんなどに書くと、2の作業がやりやすいです
  2. 似ている、つながりのあるネタの分類、整理
  3. 結末、エンディング(=起承転結の「結」)を決める
  4. タイトルを決める
  5. 2を元に「起」「承」「転」を決める
  6. 書き出す(漫画ならプロット)

原稿(二次創作作品)作成のヒントはこちらをどうぞ。

原稿作成

印刷所にもよりますが、デジタルデータとアナログデータを扱う印刷所もあります。

技術的な案内(入稿データ作成等は各印刷所にお問い合わせください。

漫画でよく使われているツール…ComicStudio、Adobe Photoshop、SAI(無料ツール)等

小説でよく使われているツール…Word、Illustrator、Adobe InDesign、各テキストエディタ等

校正・推敲

エンディングまで書き切れたら校正、推敲を行います。(小説はもちろん、漫画のセリフ、モノローグも確認します)

校正…文字・文章を比べ合わせ、誤りを正すこと。(goo辞書抜粋)

推敲…詩文の字句や文章を十分に吟味して練りなおすこと。(コトバンク抜粋)

誤字・脱字は一人でチェックしているとつい見逃しがちなのですが、以下の方法だと発見しやすいです。音読は誤字の脱字の他、文章のテンポもチェックできます。

  • 紙に出力する
  • 音読する

推敲のポイント

「書くことが思いつかない人のための文章教室」より引用)

  • もう一人の自分の目で
    「(読み手に)伝わる表現」になっているかどうか、改めて読み直します。可能な場合は2~3日おいて読み直してみるといいと思います。ビックリするほど客観的に見ることができます。大切なのは、作品の特徴までそぎ落としてしまわないようにすることです。
  • 重複表現と同じ言葉の多用
    声に出して読み返すとよくわかります。
    【重複表現】まだ時期尚早(「まだ」が不要)、断トツ一位(「断トツ」が不要)、一番最初、一番最後(「一番」が不要)【代表的な同じ言葉の多用】私、あれ、それ、これ、という、こと
  • 慣用句の誤り
    【慣用句の誤りの例】笑顔がこぼれる→笑みがこぼれる、老体にむち打つ→老骨にむち打つ
  • 役目終了の接続詞、副詞の削除接続詞、副詞はスムーズに読む進めるための手助けになりますが、多用しすぎていることもあります。
    【接続詞】すると、したがって、しかし、ところが、そして、それから、その上
    【副詞】まだ、けっして、ちっとも
  • 見た目の推敲
    まず漢字とひらがなのバランス(分量)です。安易に漢字を使うと、暑苦しいごつごつした印象(あくまで印象ですが)になってしまいます。
    改行についても全く改行を入れないと、息苦しい印象です。
  • 説明文を間引く
    なくてもわかる説明文は間引いて文章に余韻や余白を与えます。
  • 文末も要チェック
    「です・ます」と「だ・である」の混在はよほどの意図がない限り避けます。
  • 「は」「が」「も」の使い分け
    「は」…秋は深まった。→「は」の上が問題(秋)で、下が答え(深まった)になっています。
    「が」…秋が深まった。→目の前で(秋が深まった)ということがあらわ描写する趣になっています。
    「も」…秋も深まった。→書き手も読み手も秋も一緒に、という設定になっています。

 入稿データを作成する

利用する印刷所によってデータ形式の指定があります。

印刷所のサイトからテンプレートがダウンロードできる場合は積極的に利用します。(設定など変更せずそのまま使用できるため)

表紙作成のヒント、素材についてはこちら。

発注・入金・入稿

※印刷所で印刷する場合

入稿データが準備できたところで、実際に印刷所にデータを送付します。(アナログデータの場合は郵送も可能)

部数、ページ数、装丁などが決定次第、発注します。(印刷所サイト、電話、FAXなど)。
繁忙期には予約が必要な場合がありますので早めに印刷所のサイトを確認してください。

発注後、請求金額を入金します。

入稿データ到着、入金確認次第、印刷所の作業が開始されます。

印刷作業

印刷所側の作業はだいたい下記のような流れになります。
データ確認前に自分で不備を見つけてしまったら、早めに印刷所に連絡しましょう。

  1. 受注
  2. 入金、入稿データ受理
  3. データ確認※不備があればこの段階で連絡が印刷所からきます
  4. データ確認OKであれば印刷工程にはいります
  5. 製本
  6. 発送(納品)

実際の印刷工程がよくわかる動画です。歌詞の「朝焼け~」がちょっぴり切ないです……
【同人誌印刷 工場風景 (同人誌専門印刷所 しまや出版)】

http://www.youtube.com/watch?v=DSLa-Y6NMus

ちなみにしまや出版さんは「はじめての同人誌」という初めて印刷所に入稿される初心者向のサイトも運営されています。データ作成方法などの易しい解説もあります。

納品

印刷所に指定した場所に納品してもらうこともできます。(自宅・そのほかの場所(友達の家など)・イベント会場・書店など)

※搬入期限までに納品が可能かどうかは印刷所に問い合わせてください。

 まとめ

原稿(二次創作作品)作成のヒントについてはこちらをどうぞ。
表紙作成のヒント、素材についてはこちら。

原稿(入稿するデータ)は、発注する印刷所のウェブサイトにテンプレートがありますのでダウンロードしてから作成しましょう。不備による印刷事故を防ぎます。わからないことは大抵印刷所のウェブサイトに掲載されています。それでもわからなければ印刷所に問い合わせます。

同人誌をつくるには意外と時間とお金がかかります。スケジュールはイベントから逆算し、いつまでに何をやるか、毎日確認することが重要です(自分で書いていて耳が痛いですが)。残日数が把握しやすい一ヶ月表記のカレンダーがおススメです。

お金に関してはトラブルの元になることが多いので注意してください。収入のない学生さんにとっては印刷代は大金だと思います。友達同士であってもどのように負担するか、発注する前に確認し決めておきます。できれば口頭でなく記録に残る書面やメールを交わしておくよいでしょう。


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