プチオンリーを主催したい!企画・予算・スケジュールのポイント

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プチオンリーを主催したい!企画・予算・スケジュールのポイント

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プチオンリーイベント(以下プチオンリー)をイベント会場やパンフレットなどで一度は目にしたことがあると思います。
もしくはすでに一般参加者として、あるいはサークルで参加したことがある方も多いのではないでしょうか。
プチオンリーではグッズ頒布やアンソロジーの発行などがあり、まるで会場を借り切って行うオンリーイベントのような雰囲気もあるイベントです。
ここでは、プチオンリーを過去に行ったことのある主催者さんに取材を行い、具体的な進め方や企画についてまとめています。
今後、プチオンリーの主催をやってみたい方はぜひ参考にしてみてください。

プチオンリーとは?

プチイベントとはCOMIC CITYイベント内で行う個人主催の『オンリーイベント』です。

提案者(発起人)が好きなジャンル(カップリング等)である時期のオールジャンルイベントに一斉参加を呼びかけ・提案するイベント内イベント企画のことを指します。
スペースに共通のポップを飾ったり、配置マップ・記念本の発行なども行われ、オールジャンル即売会でありながら、小さなオンリーイベントの雰囲気を楽しめます。
『ONLY PLAZA』https://www.onlyplaza.akaboo.jp/link/public/

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『プチ』といえども、オンリーイベントの雰囲気や楽しさを実感できます。
加えて宣伝や『ONLY PLAZA』からの支援サービスも充実しているので、費用の面では比較的気軽に参加・主催できます。(基本的にCOMIC CITYへの申し込みが必須となります。)

プチオンリーとオンリーイベントの違い

プチオンリーはすでに紹介の通り、『COMIC CITY』のイベント内で行う個人主催のイベントです。

オンリーイベントは、赤ブーブー社などイベント主催者が開催するものと、個人で開催するものがあります。カップリングなどが同じサークルを集めるというところはどちらも同じです。

企業主催のオンリーイベントは投票や赤ブーブー社のスケジュールによって決定するため、『このカップリングのオンリーイベントに参加したい』という希望があっても、必ずしも開催されるというわけではありません。

また個人主催のオンリーイベントは自分でイベント会場などを抑える必要があります。

もちろん費用は企業主催のイベントに比べ大きくなりますが、スケジュール、イベント会場など自分の思い通り設計できるというメリットがあります。

オンリーイベントとプチオンリーイベントの主催負担の比較

オンリーイベント(個人主催)とプチオンリーイベントの主催負担の比較

プチオンリーの主催になったらやること

プチオンリーの企画

基本的にプチオンリーは参加者の自主企画のため、一切は主催者に一任されます。
主催者がどんなプチオンリーにするのか企画を立て、サークル参加者を募り、当日のイベント開催まで進めます。
COMIC CITYからのさまざまな支援もありますので、ぜひ利用しましょう。申し込みなどは期日がありますので、サイトなどでスケジュールをよく確認しておきます。

プチオンリーの企画の立て方

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まず、プチオンリーの柱となる『何の』プチオンリーなのかを決めておく必要があります。キャラクター、カップリング、学校、チーム、テーマ、組織などなど。
何のプチオンリーか決まったら、プチオンリー名も決めておきましょう。またメインとなる色やモチーフがあると今後のアンソロジー作成やグッズ作成もスムーズに進みます。
他のプチオンリーの告知サイトや、チラシなどを参考にしてみても良いでしょう。

プチオンリーのイベント企画

プチオンリー内で行われる企画ですが、COMIC CITYのプチオンリーイベントの規約に反しない範囲であれば自由に行うことができます。
これまで見たこと&参加したことのある企画をリストアップしてみます。他のアイデアももちろんOKです。そのプチオンリーのジャンル、カップリング、キャラクターならではのオリジナル企画を検討しても楽しいと思います。

イベント企画案

  • プチオンリー記念アンソロ発行
  • ポスター、パンフレット作成
  • 参加サークル掲示用ポップ
  • オリジナルグッズ作成
    (カップ、トートバッグ、メモ帳、眼鏡ふき、コースター、缶バッチ、カード等)
  • ビニール、紙バッグ、クリアファイル作成
  • スタンプラリー、くじ引き企画
  • ペーパーラリーなど…

参加サークルさんにプチオンリー参加を表明してもらう

告知サイトを作成したら今度は参加サークルさんへの準備を進めます。
プチオンリー参加用のサークルカット画像を配布します。参加サークルさんがサークル申込み時にサークルカットを作成する際に使ってもらいます(任意)。
パンフレットを見た一般参加者が、『プチオンリー参加サークル』であることを見つけやすくするためです。
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それだけでは主催者に事前に参加の意思がわからないため、参加サークルさんからプチオンリー参加の意思表示をしてもらいます。多くの場合、告知サイトのフォームやSNSなどから参加する旨のメッセージを送ってもらいます。

また、プチオンリー当日は『どのサークルがプチオンリー参加なのか』一般参加者の目につく工夫も必要です。プチオンリー参加サークルといっても固まってスペース配置されるとは限らないからです。

プチオンリーのポップ等を制作する予定があれば、当日参加サークルのスペースに配布しテーブルに掲示してもらうと良いでしょう(任意)。
例えばこんな三角ポップなど、立てられるものは特に目立ちます。
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もし可能であれば参加サークルさんにグッズやアンソロジー制作に協力をお願いしてもよいかもしれません。
あくまで、お互い楽しむためのグッズ・アンソロジー制作です。主催の立場にあるからと言って強要はできません。
また、友人同士であっても音信不通は不信を生みます。
グッズやアンソロジーを数人で作る場合は、お互いに連絡がつく方法をしっかり確立しておきましょう。

プチオンリー準備期間とイベント当日のスケジュール

企画内容とスケジュールを一例として紹介します。
下図は今回企画した印刷物やグッズの一覧です。
記念アンソロジー、パンフレットの発行、オリジナルグッズの頒布と、参加サークルさんをまわってシール(スタンプ)を集め、コースターが当たるくじ引き抽選会を行いました。
もし、プチオンリーを共催される場合は分担して制作作業や申請作業進めるとスムーズです。
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それぞれの印刷物やグッズ、申請作業を月ごとに並べてみます。上記のグッズをどのタイミングで作り始めたか参考になると思います。
冊子の印刷物と比較してグッズは想像以上に納品までのスパンが長かったりします。余裕をもって入稿までのスケジュールを立てましょう。
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継続して行う作業もありますので、各作業ごとの作業期間を図にしてみました。
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今回、イベントレポートを掲載する場合は、イベント当日以降も告知サイトやSNSは継続します。

プチオンリーの当日のスケジュール例

いよいよプチオンリー当日です。当日のスケジュールは下のようなイメージです。
当日もCOMIC CITY本部へ申請手続きがありますので忘れずに!
(レポート等に使用する)写真撮影やポスタースタンドレンタルの申請も当日行います。その他、荷物の引き取りや主催本部の設営もあります。当日の朝は非常に多忙です。
当日の午後はアンソロジーやグッズの頒布作業と、くじ引き列の整理などを行う予定です。
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オンリーイベントと違い、プチオンリーは当日まで会場の下見や周囲の配置の確認ができません。
当日はなるべく早く会場入りできるように準備を進めておきましょう。参加サークルさんに配布するグッズやポップ類の袋詰めなど事前準備はしっかりと。また当日会場で慌てないためにも、文房具やテープ類、ハサミやカッターは多めに用意しておいた方が無難です。

プチオンリーの予算・費用

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プチオンリーの規模や企画によって幅がありますが、数千円~数十万円かかります。
費用の内訳で大きなものは、アンソロジーなどページ数の多い印刷物やグッズです。それぞれの企画内容によって予算を押さえることもできます。
今回の場合ですが、アンソロジーの発行、グッズ数種類、スタンプラリー台紙パンフレット、その他印刷物で、おおよそヨーロッパへの海外旅行一回分程度だそうです。
学生さんの場合、特に費用はネックになってくるのではないでしょうか。
ですが、アイデア次第でみんなが楽しめるプチオンリーを作ることも可能です。告知サイトやSNSなどでアンケートを行い、参加者から意見を募るのも良いでしょう。
予算がねん出できない場合、アイデアとしてペーパーラリーや手作りグッズもオススメです。

ペーパーラリー

参加サークルにA5両面など決まった仕様でイラスト、漫画、小説などのペーパーを作ってもらいます。プチオンリー参加サークルに印刷など準備してもらいます。

主催は、ペーパーを挟む台紙など用意しましょう。
参加者は主催サークルに台紙をもらい、参加サークルのペーパーを集めてまわります。
ちょっとしたアンソロジーですね。
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手作りグッズ

少部数の場合、外注すると割高になってしまうことがほとんどです。時間の余裕があれば、自分でグッズを作ってみるというのも楽しいと思います。簡単に作れるキットもあります。

プチオンリーの告知方法

早めにオンリーイベントの告知サイトを立ち上げる、告知用のツイッターアカウントを稼働させる、アンソロのパンフレット画像をpixivにUPするなどサイトやSNSを使う方法も有効です。Twitterや無料レンタルサーバーなどを使えばほとんど費用はかかりません。
オフラインでは、パンフレットやチラシを作る予算や時間的余裕がある場合は、イベント会場や書店にチラシを置いてもらえるかサイトなどで打診してみましょう。
申請などが必要な場合がありますので、併せて確認します。

まとめ

主催するにあたってのポイントをまとめます。WEBイベントももちろんおすすめですが、リアルイベントもやはり楽しいもの。しっかりスケジュールを管理して、イベント当日を迎えてください!

  • 支援申し込みや入稿日の締め切りをチェック!
  • お得な支援サービスを利用しよう

    ComicCityや印刷所のお得な支援があります

  • 当日準備は早めにすませよう

    当日の朝は想像以上に忙しい!

  • 主催として最後までやり遂げる!

    プチオンリーはみんなが楽しみに待っているイベントです

 

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