やっと原稿ができた!いよいよ印刷所に入稿、もしくはウェブにアップしよう!
そんな時に、ハッとするのがタイトルがまだ決まってない…そんなことはありませんか。
締め切りも焦ってると余計に、アイデアなんてなかなか出なかったりします。
しかもタイトルは同人誌を手に取ってもらう最初のきっかけになることも。(特に小説)
世間の商業誌でもいろいろな凝ったタイトルを書店で見かけますよね。
言葉のプロでなくても大丈夫です。ちょっとしたコツで、すんなりとできて、しかも印象に残るタイトルをつくることもできます。
タイトルって何でもいいの?
基本的にタイトルは何でもいいんです。特にルールはありません。日本語でもアルファベットでも、数字だけでも成り立ちます。
▼数字だけのタイトルの一例
何でもいいといっても、漫画の内容や本文とちぐはぐなタイトルをつけてしまうと、読者も混乱してしまうことになります。
ファンタジー系のタイトルがついていたのに、実際は時代劇の内容だった、なんていうことになれば、がっかりされることは間違いないでしょう。(極端な例です)
つまり、タイトルの内容は作品に関係する言葉を含んでおいた方が無難です。
タイトルのアイデア出し1:内容から言葉を書き出す
では作品に関連する言葉を書き出してみましょう。
作品が出来上がる前であれば、ネームやプロットを見ながら考えてみます。
作品と関係のある言葉って?
主要キャラクターの名前(主人公・ライバル・敵など)
主要キャラクターの役目(職業・立場・役割など)
重要なアイテム・キーワード
世界観(作品の中のルールなど)
台詞の一部
時期・季節・イベント
強い感情のキーワード(喜怒哀楽にまつわる言葉)
などなど
ふせんでアイデア出ししてみよう!
PC上でテキストを書き出してもいいですが、オススメは実際にふせんに言葉を書く方法がおすすめです。
ふせんに書くことで、グループ分けや順序の入れ替えなど言葉を直感的に整理できます。
また偶然張り付けた言葉からひらめきが!なんてこともあるかも。
また二人以上でやってみると思いがけないアイデアがどんどん出ることもあります。
タイトルのアイデア出し2:言葉をプラスする
アイデア出し1のキーワードを出した段階でとてもいいタイトルに気が付くこともあります。
そういう時はラッキーです。
ただ、たいていの場合は、キーワードは出たけど、なんだか弱いなぁとか普通のタイトルになってしまったりします。
ここで、書き出した言葉にプラスして、印象に残るタイトルにする魔法のキーワードを使いましょう。
すると、ピリッと引き締まった印象に残るタイトルが出来上がるかもしません。
プラスアルファのキーワード
接続詞(しかし・そして・それでもなど)
所有(僕の・私の・俺の・あなたの・彼の・彼女のなど)
疑問(~しないんですか?・~ですか?など)
禁止(~禁止・~はダメ・やってはいけない~・してはいけない~など)
数字(100倍・1000倍・ゼロ・無限など)
PC・メール・SNS用語(Re:・NO~など)
タイトルにまとめる
作品に関連する言葉とプラスアルファの言葉を入れ替えたり、言い換えたりしてタイトルを作り上げていきましょう。
もし、言葉に詰まってしまったら、ネットの『連想類語辞典』などでグッとくる言葉を探してみるのも一つの方法です。
すんなり出来てしまうこともあれば、何日も考えたりすることもあるかもしれません。
しかし、同人誌はたった一つの自分の作品なので、ぜひぴったりのタイトルを見つけてみてください!