同人誌表紙デザインのアイデア集2
漫画や小説でも使える同人誌の表紙デザインの第2弾!
前回ご好評いただいた同人誌表紙デザインアイデア集第二弾です。今回は漫画はもちろん、小説本でも使えそうなアイデアも集めています。
デザインを依頼する際にも是非参考にしてみてください。
「同人誌表紙デザインのアイデア集」第一弾はこちらから。
表紙レイアウトのアイデア
グラデーション
単純な濃淡のグラデーションでもしっかりと表紙になります。濃い、薄いがあるだけで遠近を感じたり高度や深さも感じることができます。色を一つだけ選び、白や黒に変化するグラデーションが簡単でオススメです
作成のポイント
- 単色から白や黒に変化するグラデーションがオススメ
- 濃い色の方を下にすると安定感
- 紙や泡などの質感をプラスしてもOK
- 余白の多いデザインでも画面がもつ
パターン模様
模様で全面(裏表紙)も埋めてしまうというのも一つの方法です。デザインはシンプルに、紙の種類や加工(ツヤ加工や角丸断裁など)を変えてみても目立つ本になります。
作成のポイント
- タイトルが模様に埋もれない工夫を(色や、書体など)
- 画面がにぎやかになるので、一部でもOK
- 色違いなどでシリーズものを演出も可
ビビッドカラー
単色でも原色の表紙ははっと目をひきます。インパクト勝負ができるシンプルなデザインがオススメです。
作成のポイント
- 背景は単色(原色に近いもの)
- 文字情報は白や黒など無彩色
- UV印刷などで単色+立体ツヤ加工などのアイデアも
フレーム
一気に表紙が華やかになるフレームのあるデザインもおすすめ。キャラクターを配置してみても、タイトルだけでもしっかりいい雰囲気がでます。
作成のポイント
- キャラクターを配置しても、タイトルのみでもOK
- 四角フレームの他、円形フレームも
- キャラクターの一部をフレームからはみ出させる
- タイトルはシンプルに配置orフレームに組み込む
フォント
漫画のコマを抜き出して、表紙を構成もありですが、小説本におススメなのは、セリフ抜粋して表紙を埋めてしまう方法です。文字の大きさや太さでメリハリをつけるとぐっと目を引く表紙に。
作成のポイント
- 文字が引き立つように背景は単色(or白)
- 書体や太さ、大きさ、白抜きなどで抑揚を
- 背景に配置する文字は同色か同系色でまとめる
雑誌風
いわゆるファッションや情報雑誌の表紙をオマージュしたデザインです。テーマのある短編集などをまとめやすいかも。こちらもフォントの字体や色などメリハリに注意することが重要。
作成のポイント
- 画面上部にタイトルを配置(最も大きいサイズで)
- タイトルやキャラクターの上下関係で奥行きを
- タイトルの次に大きなメインキャッチを下部に
- 円形フレームで特集っぽいイメージを
- 日付などを入れて雰囲気を出す
写真・写実的なイラスト
引きの風景や、自然物の集まり(落ち葉や花畑)、日常シーンの写真も表紙に向いています。フリー素材の写真を使う場合は使用許諾と解像度(できれば印刷用300dpi以上)をチェックしておきましょう。
作成のポイント
- 前面に配置を敷き詰める場合、タイトルが埋もれないようにする
- ウェブからフリー素材を使う場合、解像度をチェック
- 使う写真によって、イメージを簡単に変えられる
手書きフォント
手書きフォントをタイトルや、デザインにもってくるとグッと目を引くデザインになります。タイトルに持ってきてもいいし、サブ的な扱いでも十分目立ちます!
作成のポイント
- ペン・鉛筆・クレヨンなどどんな画材でもOK
- 手書き感が活かせるよう、背景にテクスチャを配置
- 書き文字だけでの画面構成も可
登場人物の顔の集合
人の顔というのは、漫画・写真問わず見る人の目を引きます。コマの抜粋などでもピックアップできる『表情』などがぜひ表紙に載せてみましょう。
作成のポイント
- 漫画などのコマの抜粋を配置
- 配置はランダムでも、整列でも可
- 背景に配置するキャラと、中心のキャラを色使いなどで差別化
- パターン模様などを入れてさらにポップに