同人誌のサイズとは?B5とA5の大きさの違いについて

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同人誌のサイズとは?B5とA5の大きさの違いについて

イベントで見かける同人誌の大きさはさまざまです。
自分で同人誌を制作するときには、どんな大きさにすればよいのでしょうか?同人誌のサイズは、原稿データを作る時、はじめに決めておかないといけない内容です。

そもそも同人誌のサイズをA5やB5と呼びますがどのような意味があるのでしょうか?

まずは、よく使用されている紙の基本サイズから紹介します。

紙のサイズのキホン『A版とB版』

雑誌や書籍などよく見る印刷物は、大きくはA版とB版に分類されます。

A版とは

A判はISO国際標準規格の紙の寸法です。A5、A4、A3サイズはコンビニなどのコピー機の用紙としてセットされていたりします。A版で一番大きなものはA0となり、Aの次につく数字が大きくなればなるほどサイズは小さくなります。
コミケなどのイベントでスペースの中で吊り下げられているポスターはA2サイズ(594mm×420mm)をよく見かけます。A2サイズは新聞紙1ページ程度の大きさなので、参考にしてみてください。

A版サイズ

B版とは

B判は日本独自の紙の寸法で、美濃紙がルーツと言われています。ノートやルーズリーフなどはB5サイズであることが多いです。こちらもA版と同じくB版で一番大きなものはB0となり、Bの次につく数字が大きくなればなるほどサイズは小さくなります。
縦横の比率はA版と同じです。

B版

A版とB版の違い

A版とB版はISO国際標準規格であるか日本独自の決まりであるかの違いです。
AとBの後につく数字が同じであれば、大きさはB版の方が大きくなります。
例:
A4→297mm×210mm
B4→364mm×257mm

A版・B版サイズ

A版・B版サイズ(mm)

同人誌のA版とB版の使い分けは?

コミケなどのイベントでよく見かける同人誌の大きさと内容について紹介します。

  • B5サイズ
    漫画・イラストなど
  • A5サイズ
    漫画・小説・コラムなど
  • A6サイズ(文庫サイズ)
    小説・コラムなど

A5サイズの場合小説は二段組であることが多いです。
二段組にすると(段組みなしのパターンより)ページ数が減りますので、印刷コストを押さえることができます。

段組みなしと二段組イメージ

段組みなしと二段組イメージ

また漫画は最近はA5サイズの同人誌も増えてきました。B5にするとサイズが大きくなりますが、その分印刷のコストも増えます。
自分の作風や表現したい内容に合わせてサイズを選択するのがよいでしょう。迷う場合は入稿先の印刷所からアドバイスをもらうのも○(ただし入稿スケジュールには余裕をもって相談しましょう)。

同人誌のサイズは自由!

A版とB版の違いや使い分けについて解説しましたが、同人誌のサイズに基本的に決まりはありません。例えば、正方形の同人誌もありますし、縦長・横長などの変形サイズの同人誌もあります。
もちろん対応できる印刷所を見つけておく必要があります。
WEBで印刷所のサイトを探す方法もありますが、オリジナルサイズの同人誌を手に入れた時は奥付(同人誌の最後にある発行日や発行者の記載があるページ)を見てみましょう。
奥付に印刷所の名前が記載されています。

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