同人誌の表紙デザイン・レイアウトのネタ集めました
同人誌の表紙は、イベント会場や通販サイトでも一番に目に入ります。表紙のデザインはいつも悩んでしまうし、制作時間が足りない、という方も多いのではないでしょうか?
ここでは漫画や小説の表紙デザインのレイアウトアイデアを一挙に紹介!同人誌制作の参考にしてみてください。
タイトルがメインの同人誌表紙デザイン
タイトルをセンターに
センターに配置すると、タイトルに目が行きます。紙面が縦長なので、明朝系のフォントの方が無難に綺麗に収まるかも。(ゴシックの細身もおしゃれに仕上がると思います)画面が良くも悪くもに分割されてしまうので、キャラクター二人を対称的に配置すると関係性や物語が伝わる構図に。
作成のポイント
- タイトルを左右中央に
- 作者などの情報は左右に逃がしても良い
- キャラクターにタイトルが被ることを前提に配色を工夫
タイトルを左右に
縦レイアウトのデザインとして、左右に分けるデザインもあります。中央のキャラクターなどに注目させつつ、タイトルを大きく配置できるためオススメです。
タイトルロゴが主役デザイン
こちらはタイトルロゴを中心に展開するデザイン。シリーズものや、アンソロ企画に向いているかもしれません。タイトルもデザインが綺麗なものから、手書きまで様々応用ができます。キャラクターは背景と被る場合は文字が読みやすいようにタイトルロゴの色や、背景にも気を付けて。
作成のポイント
- タイトルロゴを中心に考えていく
- タイトルが大きく配置されるので、読みやすさに気を付けて
- タイトルはデザインされたものでも手書きでもOK
タイトルがななめ
一気に動きが出る構図です。動きが出るように、タイトルは大きめに配置します。タイトルの補足情報もあわせて斜めにすると統一感が出ます。さらにダイナミックにしたい場合は、背景も斜めにすると全体に動きが出ます。
作成のポイント
- タイトルは大きめに配置
- 作者の名前など補足情報もタイトルに合わせると統一感がでる
- 背景も斜めにすると、さらにダイナミックに
- タイトルは動きは出しつつもキャラクターの顔周辺には被せない
タテ横混合
最近商業誌で増えてきた?感のあるタテと横の混合デザインです。まずタテに画面を使うので、タイトルが大きく使えて、しかも横書きができるというメリットもあります。イベントなどの配置でも横置きもOKなので目立つのではないでしょうか。
作成のポイント
- タイトルを大きく(長いタイトルも可)
- 横長の背景を入れることができるので、構図も工夫
- タイトルの縦横にかかわらず、大きさ、背景など読みやすく
色が主役の同人誌表紙
第一印象を決める配色を中心にしたデザインです。漫画はもちろん、小説本の表紙でも使えるアイデアです。
グラデーション
単純な濃淡のグラデーションでもしっかりと表紙になります。濃い、薄いがあるだけで遠近を感じたり高度や深さも感じることができます。色を一つだけ選び、白や黒に変化するグラデーションが簡単でオススメです
作成のポイント
- 単色から白や黒に変化するグラデーションがオススメ
- 濃い色の方を下にすると安定感
- 紙や泡などの質感をプラスしてもOK
- 余白の多いデザインでも画面がもつ
パターン模様
模様で全面(裏表紙)も埋めてしまうというのも一つの方法です。デザインはシンプルに、紙の種類や加工(ツヤ加工や角丸断裁など)を変えてみても目立つ本になります。
作成のポイント
- タイトルが模様に埋もれない工夫を(色や、書体など)
- 画面がにぎやかになるので、一部でもOK
- 色違いなどでシリーズものを演出も可
ビビッドカラー
単色でも原色の表紙ははっと目をひきます。インパクト勝負ができるシンプルなデザインがオススメです。
作成のポイント
- 背景は単色(原色に近いもの)
- 文字情報は白や黒など無彩色
- UV印刷などで単色+立体ツヤ加工などのアイデアも
モノトーン
モノトーン(グレースケールかそれに近い色合い)で背景をまとめます。タイトルや一部に色を入れることによってぐっと引き立ちます。ダークなで静かな雰囲気を出したいときにはぴったりです。また、カラフルな表紙に囲まれると逆に目立ちます。
作成のポイント
- 背景はなるべく色数を押さえる
- タイトルなどに色を使うと文字が小さくても強さが出る
- 背景やキャラクターにはあまり動きを出さない
フレームや枠を使用した同人誌表紙デザイン
フレーム
一気に表紙が華やかになるフレームのあるデザインもおすすめ。キャラクターを配置してみても、タイトルだけでもしっかりいい雰囲気がでます。
作成のポイント
- キャラクターを配置しても、タイトルのみでもOK
- 四角フレームの他、円形フレームも
- キャラクターの一部をフレームからはみ出させる
- タイトルはシンプルに配置orフレームに組み込む
タイトルに枠をつける
キャラクターのインパクトや、書き込んだ背景にはこちらのデザインがおすすめ。どんな背景にも(大体は)うまくはまります。ただし、枠とタイトル文字のコントラストを出して、はっきり文字が読み取れるようにしましょう。
作成のポイント
- キャラクターのアップや複雑な背景でも成り立つ
- タイトルの枠背景と、タイトルがはっきり見える配色にする
- テープや紙をちぎったようなアナログっぽいデザイン枠も〇
テキストデザインが中心の同人誌表紙
テキストのデザインが中心のレイアウトデザインです。タイトルがうまく決まればかっこいい同人誌になりそうです。英語や漢字、ひらがななど文字の種類や大小のサイズなどでアクセントをつけるのがコツです。
フォント
漫画のコマを抜き出して、表紙を構成もありですが、小説本におススメなのは、セリフ抜粋して表紙を埋めてしまう方法です。文字の大きさや太さでメリハリをつけるとぐっと目を引く表紙に。
作成のポイント
- 文字が引き立つように背景は単色(or白)
- 書体や太さ、大きさ、白抜きなどで抑揚を
- 背景に配置する文字は同色か同系色でまとめる
手書きフォント
手書きフォントをタイトルや、デザインにもってくるとグッと目を引くデザインになります。タイトルに持ってきてもいいし、サブ的な扱いでも十分目立ちます!
作成のポイント
- ペン・鉛筆・クレヨンなどどんな画材でもOK
- 手書き感が活かせるよう、背景にテクスチャを配置
- 書き文字だけでの画面構成も可
キャラクターや顔を目立たせた同人誌表紙デザイン
キャラクターの顔ははやり目を引くもの。キャラクター中心のデザインは印象に残るのでオススメです。
登場人物の顔の集合
人の顔というのは、漫画・写真問わず見る人の目を引きます。コマの抜粋などでもピックアップできる『表情』などがぜひ表紙に載せてみましょう。
作成のポイント
- 漫画などのコマの抜粋を配置
- 配置はランダムでも、整列でも可
- 背景に配置するキャラと、中心のキャラを色使いなどで差別化
- パターン模様などを入れてさらにポップに
雑誌風
いわゆるファッションや情報雑誌の表紙をオマージュしたデザインです。テーマのある短編集などをまとめやすいかも。こちらもフォントの字体や色などメリハリに注意することが重要。
作成のポイント
- 画面上部にタイトルを配置(最も大きいサイズで)
- タイトルやキャラクターの上下関係で奥行きを
- タイトルの次に大きなメインキャッチを下部に
- 円形フレームで特集っぽいイメージを
- 日付などを入れて雰囲気を出す
タイトルとキャラクターをダイナミックに
とにかくインパクトを出したい時の構成です。キャラクターの上半身がほとんどの面積を占めるので視線を集めつつ、背景をショートカットできる効果(?)も。タイトルは左右に逃しつつも、キャラクターに負けない強さも必要です。タイトルにも配色や装飾にも一工夫入れてもいいかも。
作成のポイント
- キャラクターの上半身や全身をダイナミックに配置
- 顔が大きく配置されるので視線は正面に
- キャラクターに負けないようにタイトルははっきり大きく
- タイトルはなるべく顔面に被らないように配置
写真を使った同人誌表紙デザイン
写真・写実的なイラスト
引きの風景や、自然物の集まり(落ち葉や花畑)、日常シーンの写真も表紙に向いています。フリー素材の写真を使う場合は使用許諾と解像度(できれば印刷用300dpi以上)をチェックしておきましょう。
作成のポイント
- 前面に配置を敷き詰める場合、タイトルが埋もれないようにする
- ウェブからフリー素材を使う場合、解像度をチェック
- 使う写真によって、イメージを簡単に変えられる
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